仏頭の彫り方~釈迦如来編~ その6(耳の位置を決め、お顔をさらに整える)
「仏頭の彫り方~釈迦如来編~ その2(比率、左右対称)」の図の位置で基本よいですが、お顔を彫りすぎて図より後方に眼、鼻などの位置した場合は耳も若干後方にもってくるとよいでしょう。
耳の位置が決め、輪郭を整えると、頭部や頬やあごなどが大きく見えるようになりますので全てを引き締め、整えます。
また、後方も左右対称に整えていきます。
すべて左右対称に整いましたら、三道と耳を彫り進めます(下の写真は向かって右半分の三道と耳を彫ったものです)。
あとはよく研いだ彫刻刀で仕上げていき、最後に螺髪(らほつ)を彫ります。
コツはひとつひとつの工程を大切にすることです。急くと左右対称の判断や、彫刻刀のコントロールがおろそかになりますので、彫り進めているようで、彫り進めていない状況に陥りやすいです。
顔がある程度整ったら、耳の位置を決めます。
仏頭の彫り方~釈迦如来編~ 目次
- 作る前の注意点
- 比率、左右対称
- 角を削る
- おおまかにお顔彫る
- お顔を丁寧に彫り進める
- 耳の位置を決め、お顔をさらに整える ←現在表示しているページ
生徒の方はもう少し詳しい資料(pdf版)を用意しましたので、こちらよりダウンロードしてください。
また、パスワードやダウンロード方法が分からない場合は、稽古時間に聞いてください。