仏像の彫り方~基本は同じ~
仏頭の彫り方~釈迦如来編~で学んだ彫り方は仏像の本体を彫るときにも応用できます。高さ12cmほどの小さな阿弥陀さんを例に説明します。
以下は左から右の順に彫り進めたものです。
かたちが次第にあらわれるのが分かると思います。
元は直方体の用材です。トースカンで基準となる線を引いていきます。
のこぎりなどで不要なところはカットします。顔や胴などの比率の基本ある程度決まっています。ここでは顔を少し大きめにしました。
仏頭と同じように角を取っていきます。角をどれだけ取るかは経験が必要となりますが、衣の下にはお腹があり、腕があり、足がありというように身体を少し意識すると取りやすいでしょう。
お顔、頭、衣とおおままに彫っていきます。左右対称に気をつけ、イメージをふくらましながら彫り進めます。彫っている途中に迷いが生じたら、迷わずトースカンで基準となる線を引き、お顔や衣のしわなどを下書きをするとよいでしょう。
細部を丁寧にゆっくり彫り進めて仕上げています。
各手順を確実丁寧に彫り進めることで、かたちはあらわれます。
![仏像の彫り方(基本は同じ) 仏像の彫り方(基本は同じ)](https://horibito.com/wp-content/uploads/2016/05/6ee5a662a5ed16c4d429c07e29fac18d.jpg)
![仏像の彫り方(用材) 仏像の彫り方(用材)](https://horibito.com/wp-content/uploads/2016/05/ef9891b5bab2839377db89bdbca7419f.jpg)
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