仏像彫刻仏像彫刻の技法

阿弥陀如来立像

これまでに彫り方を紹介した蓮華三重座に舟形光背(透かし唐草)を取り付けると次の写真のようになります。

以下、舟形光背(透かし唐草)の彫り方をまとめておきますので目次としてご利用ください(クリックすると説明ページにジャンプし ...

仏像彫刻仏像彫刻の技法

舟形光背(透かし唐草)の彫り方 その3(光脚部、身光部、頭光部を彫る)

周縁部に唐草が彫れましたら、最後に光脚部、身光部、頭光部を彫っていきます。

①光脚部を彫る

こちらは一般的な後脚部です。以前、蓮華座の彫り方で説明したものをレリーフとして表現したものと考えてください。蓮華座を彫るときにきちん ...

仏像彫刻仏像彫刻の技法

舟形光背(透かし唐草)の彫り方 その2(唐草を彫る)

左右対称で厚さも整った舟形の木が用意できましたら、周縁部に透かし唐草を彫っていきます。

①下絵を舟形に彫った木に貼る

まずは、舟形の木に下絵をのりで貼ります。唐草を左右対称に彫っていきますので、下絵も左右対称になるように貼り ...

仏像彫刻仏像彫刻の技法

舟形光背(透かし唐草)の彫り方 その1(舟形に彫る)

光背は、仏像の背面を飾っているもので、身体から放たれる光を表現したものです。

今回から数回に分けて、透かし唐草をあしらった舟形光背の彫り方を説明していきます。

①下絵を描く

まずは下絵を描きます。光背お

共通木彫の技法

木彫における彫刻刀仕上げとヤスリ仕上げの違い

生徒さんには木彫における仕上げの基本として、彫刻刀だけでピカピカにする方法をまずは実践してもらっています。彫刻刀だけで仕上げるというと、「ヤスリで研磨した方がきれいなのでは?」と思われる方がほとんどなので、今回はどのような違いがあるか ...

共通道具

教室で使用しているトースカン

はじめて生徒さんに「トースカン」と言うと、「トースカン?」となってしまいます。そんななじみのないトースカンについて、今日は説明していきます。

トースカンとは?

木彫など加工物に水平線を引くための道具です。

トースカンの ...

仏像彫刻仏像彫刻の技法

Thumbnail of post image 034

布を身体に巻き付けると、骨格や身体の動きに合わせて、様々なひだができます。今回は平安前期の仏像において流行した衣のひだ「翻波(ほんぱ)式」の彫り方を説明していきます。翻波式は水面に風が吹きつけたとき生じる波を表したものです。時代の流行 ...

仏像彫刻仏像彫刻の技法

Thumbnail of post image 148

以下に蓮華三重座の彫り方をまとめておきますので、目次としてご利用ください(クリックすると説明ページにジャンプします)。

蓮華座の彫り方 その1(16等分する)

蓮華座の彫り方 その2(蓮弁を彫る)

...

仏像彫刻仏像彫刻の技法

框の彫り方

今回は框(かまち)を彫っていきます。

一六等分線を引き、コンパスで用材より小さいな円を描きます。

脚以外の部分を彫り下げます。

脚部分の両端を丸刀で彫ります。

脚とそれより上の部分の境目 ...

仏像彫刻仏像彫刻の技法

蓮弁の彫り方

今回は、蓮弁を彫っていきます。

蓮弁の彫り方は蓮華部と反花でほぼ同様となります。ここでは蓮華部を中心に彫り方を説明します。

蓮華部の蓮弁は重なっており、中心に近い花びらを一段目とし、外側の花びらを二段目とします ...