舟形光背(透かし唐草)の彫り方 その1(舟形に彫る)
①下絵を描く
まずは下絵を描きます。光背および仏像の赤丸のところが重なるように、彫り上げた立像の大きさに合わせて、描いた下絵を拡大または縮小印刷しましょう。 「頭光部」は仏像の頭の後ろに位置し、「身光部」は身体の後ろに位置します。「光脚部」は光背の脚の部分にあたり、「頭光部」と「身光部」を囲むように「周縁部」があります。「枘(ほぞ)」は台座に埋め込む部分です。 今回は透かし唐草ですので、周縁部には透かし唐草(黒く塗りつぶした部分を透かした唐草)を彫ります。②板材を用意し、余計な部分をカットする
下絵を板材に重ね合わせて、下絵と重ならない部分をのこぎりで取り除いていきます。③舟形にしていく
のこぎりで取り除いたものを舟形に彫りこんでいきます。 「頭光部」および「身光部」、「光脚部」を「周縁部」より少し厚めに残します。周縁部はほぼ均一な厚さになるようにしましょう。 「舟形光背(透かし唐草)の彫り方 その2」では、「周縁部」への透かし唐草の彫り方を説明します。舟形光背(透かし唐草)の彫り方
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