W家体験

春分の日、午後からW家四人そろっての木彫体験。ご夫婦と小学生の男の子二人という珍しいパターン。
お母さんと長男はそれぞれできのこに挑戦。
小学校の授業で版画をしているので彫ることに抵抗はなさそうでしたが、立体で ...
文様の彫り方 その5 ~檜垣(ひがき)、組亀甲(くみきっこう)~

「檜垣(ひがき)」と「組亀甲(くみきっこう)」の彫り方を説明していきます。
檜垣と組亀甲の木彫り
準備カーボン紙ではがき大の木に檜垣と組亀甲を写していきます。下絵はここ(檜垣と組亀甲のPDF)よりダウンロードで ...
上達して自由になっていく

過去に木彫の基礎を身につけるために上達しながら彫る大切さについていくつか記事を書いてきました。これは少しでも納得のいくものをご自身の力で彫ってほしいと願ってのことです。
・上達しながら彫る(2015年7月)
・身体 ...
文様の彫り方 その4 ~青海波(せいがいは)、七宝つなぎ~

「青海波」と「七宝つなぎ」の彫り方を説明していきます。
これまでは、三角刀、平刀、キワ刀を多用してきましたが、今回は浅丸が活躍します。
準備
カーボン紙ではがき大の木に青海波と七宝つなぎ ...
文様の彫り方 その3 ~麻の葉、紗綾形(さやがた)~

今回は「麻の葉」と「紗綾形」の彫り方を説明していきます。
「紗綾形」は卍(万字)を斜めに崩して連続しているので「卍崩し」「卍つなぎ」と呼ばれることもあります。
少し細かい彫りものですが、文様の彫り方 その1 ~ ...
文様の彫り方 その2 ~雷文(らいもん)~

中国古代の代表的な文様「雷文」。
私はこの文様を見ると学生の頃に近所で食べた中華そばの器を思い出します。
今回は馴染み深い「雷文」の彫り方を二例説明していきます。
ちょっとした彫り方の違いで見え方が全然 ...
文様の彫り方 その1 ~格子(こうし)から鱗(うろこ)~

木彫で緻密なレベルの技術を求める場合、はじめに練習として文様を彫るのもよいかもしれません。文様はパターンの連続ですので、正確な線や面などを彫ることができれなければ、整っては見えません。つまり、正確な線や面を彫る技術を身につけるのに打っ ...
仙人

木彫教室に入会されて初めてお会いした方や、木彫の注文制作での打ち合わせで初めてお会いした方によく言われることがあります。
「もっと仙人みたいな方かと思ってました」と。
今日は、そのギャップを埋めるため、文体を仙 ...
「とまどい」から「集中」へ

先日、教室でかなりやる気のある生徒さんから次ような質問を受けました。
「家で木彫の練習をする場合、①仕事の後に毎日1時間するか、②休日に8時間するか、どっちがいいですか?」
話を詳しく聞いていくと、①は仕事の後 ...
『夢十夜』第六夜のようにはならないで。

生徒さんの中に本やテレビで以下ような言葉に触れ、感銘を受けたとおっしゃる方がいらっしゃいます。
「木、石の中にあらかじめ像が宿っており、彫るということはその出現を手助けするだけ」
このような言葉は古くはダビデ像で有名な ...