蓮華座の彫り方 その2(蓮弁を彫る)
一段目も、丸刀で整えます。
全て蓮弁が同じ大きさで、各蓮弁が左右対称になっていなければ修正します。
最後に突端部分に割れを入れて、仕上げます。
ここまでが蓮華部の彫り方となります。反花もほぼ同様の彫り方となりますが、蓮華部と反花を重ねたときに密着しているか確認しながら仕上げることが大切です。
今回は、蓮弁を彫っていきます。
蓮弁の彫り方は蓮華部と反花でほぼ同様となります。ここでは蓮華部を中心に彫り方を説明します。
蓮華部の蓮弁は重なっており、中心に近い花びらを一段目とし、外側の花びらを二段目とします。
まずは、16等分した線を基準に二段目に蓮弁計八枚を同じ大きさで描きます。
次に三角刀で描いた二段目の蓮弁の輪郭を彫ります。自信がない場合は、始めに浅めに彫ってから少し深めに彫っていきます。
次にふっくら蓮弁になるように外縁部(斜線部分)を丸刀で彫り、その後、丸刀の彫り跡を消すように平刀やキワ刀で彫ります。