「とまどい」から「集中」へ
先日、教室でかなりやる気のある生徒さんから次ような質問を受けました。
「家で木彫の練習をする場合、①仕事の後に毎日1時間するか、②休日に8時間するか、どっちがいいですか?」
話を詳しく聞いていくと、①は仕事の後 ...
『夢十夜』第六夜のようにはならないで。
生徒さんの中に本やテレビで以下ような言葉に触れ、感銘を受けたとおっしゃる方がいらっしゃいます。
「木、石の中にあらかじめ像が宿っており、彫るということはその出現を手助けするだけ」
このような言葉は古くはダビデ像で有名な ...
研ぎ機の購入に悩む人々
趣味で木彫をされている方から彫刻刀用研ぎ機の購入を検討していると相談を受けることがあります。私の教室に通っている生徒さんの相談なら受けるのは当然なのですが、事前に問い合わせもない初見の方が急に来られて相談される場合もあります。さらに困 ...
木彫における彫刻刀仕上げとヤスリ仕上げの違い
生徒さんには木彫における仕上げの基本として、彫刻刀だけでピカピカにする方法をまずは実践してもらっています。彫刻刀だけで仕上げるというと、「ヤスリで研磨した方がきれいなのでは?」と思われる方がほとんどなので、今回はどのような違いがあるか ...
トースカン先生はあなたの味方
はじめて生徒さんに「トースカン」と言うと、「トースカン?」となってしまいます。そんななじみのないトースカンについて、今日は説明していきます。
トースカンとは?木彫など加工物に水平線を引くための道具です。
トースカンの ...順目と逆目を感じる
彫刻初心者が必ず一度はつまずくのが、順目(ならいめ、または、じゅんめ)と逆目(さかめ)。
木を彫ったことがない方のほとんどが、彫刻刀をどの角度から木に入れても同じように彫れると思っています。
木は繊維質であり、 ...
木のクセと付き合う
彫刻をする際に用いる木は、数百年から数千年経ったものを主に用います。
この長生きした生命体を彫ることを考えると緊張します。いい加減なことはできないので、しっかり準備をした後に彫り始めます。一刀目は、さながら神聖な儀式のよう ...
切味鋭い彫刻刀を使おう
木彫教室の生徒さんには、いつでも切味鋭い彫刻刀を使ってもらっています。
彫刻において、この彫刻刀の切味がとても大切だからです。
切味鋭いといっても、高価な彫刻刀を買わせようとしているわけではありません。 ...
彫刻刀を安全に持ち運ぶために
所有する彫刻刀の数が増えてくると、入れ物が必要となることでしょう。持ち運ぶ必要があるなら、なおさらです。
今回は彫刻刀を安全に持ち運ぶための入れ物についてのお話です。
代表的な入れ物代表的な入れ物といえば、