彫刻刀を安全に持ち運ぶために
所有する彫刻刀の数が増えてくると、入れ物が必要となることでしょう。持ち運ぶ必要があるなら、なおさらです。
今回は彫刻刀を安全に持ち運ぶための入れ物についてのお話です。
代表的な入れ物
代表的な入れ物といえば、
①保護キャップ(保護キャップに入れてかばんに入れるや、布にくるむなど)
②布製、牛皮製の専用ケース
③箱
などがあります。みなさんもどれかをすでにお持ちかもしれません。
①保護キャップ
メリット
- 購入時に付属している
デメリット
- 彫刻刀の数が増えてくると、キャップを取り外す回数が増える
- 付けはずしの際、刃先に手を近づけるので、手を切るリスクが高まる
彫刻刀の数が少ないうちはよいのですが、数が増えると、気のゆるみや疲れなどによりキャップを付けるときに手を切ってしまうことがあります。聞いた話では、血が吹き出し病院に運ばれた人もいたそうです。
②布製、牛皮製の専用ケース
専用ケースの定番。専用ケースですので、これがよいと思う方も多いでしょう。
メリット
- かっこいい(職人っぽい、見栄えがする)
デメリット
- たくさん入らず、かさが増える(布や皮に入れ、丸めこむと、思った以上にかさが増える)
- カバンなどに入れていると、刃が布や牛皮を突き抜け、ケガのリスクが高まる(写真の布製の専用ケースのように、刃先の方に厚紙を入れておくと、布を突き破ることはないが、その分かさが増す)
私も購入しましたが、財布を取り出そうと、かばんの中を手で探った際に何度か出血したことがあります。
③箱
プラスチックの箱など
メリット
- 安い、入手が簡単
- たくさん入る
- ケースを突き破ることがまずないので、けがをしにくい
- 出し入れが楽
デメリット
- 安っぽい?
とにかく安全に持ち歩くならこれがお薦めです。100円均一ショップで売っているプラスチックケースで十分です。
持ち運ぶ彫刻刀だけをざっと入れて、使うときは使う彫刻刀だけ出して広げます。何より安くて、安全、安心。
彫刻刀が少ないうちは、すき間ができ、持ち歩く際に動いてカタカタと音がなります。それを防止するためには、タオルやポケットティッシュを彫刻刀の上にかぶせればよいでしょう。
身近なもので十分代用できます。皆さんも自分に合うもの探してみてはどうでしょうか。