蓮華座の彫り方 その1(16等分する)

仏像彫刻仏像彫刻の技法

蓮華座は、如来・菩薩・明王までがのることができます。色々な部座が組み合わさっており、三重座から十二座までありますが、今回は最もシンプルな蓮華部(または蓮台)と反花(かえりばな)、框(かまち)で構成される三重座の彫り方を説明していきます。 蓮華三重座 まずは用材を用意します。 (彫っていくうちに汚れや傷がつくことがあるので、蓮華部の上面などに円形の紙をマスキングテープで張っています)
蓮華三重座(用材(側面))
蓮華座の用材(側面)
蓮華三重座(用材(上面))
蓮華座の用材(上面)
用材に16分割の線を引きます。 分度器で計って分割してもいいですし、下の写真のように16分割した円の絵を厚紙に貼って中身をくり抜いたものを用材にはめ込んで分割するのもよいでしょう。
16等分割した円
16等分割した円
(16分割分割した円の絵のダウンロードはこちらから)
蓮華座の彫り方(16等分した蓮華部と反花)
16分割した蓮華部と反花
蓮華座の彫り方(16分割した蓮華部の下面)
16分割した蓮華部の下面
手段は自由ですので、できる限り正確に16等分してください。

蓮華座の彫り方

  1. 16等分する ←現在表示しているページ
  2. 蓮弁を彫る
  3. 框を彫る