よくある質問について

木彫教室で習い始めようか迷っている方によくある質問についてお答えします。

今まで彫刻など一切していなく不安です

習いに来る方の90%以上が、彫刻刀を触るのは小学生以来で、特別な美術教育を受けていません。

新しい挑戦に不安はつきものですので問題ありません。

彫る理由は必要ですか?

木彫に限らず、何かをはじめるときに理由がいつもあるでしょうか。スポーツ、趣味など、興味を持ったり、やってみて楽しかったり、そのようなものではないでしょうか。

はじめるきっかけはあるでしょうが、あまり頭の中で考えて物語をつくっても意味がありません。

「彫ってみたいと思った」、だから彫る、でよいのではないでしょうか。誰かのために彫る、自分のために彫る、人それぞれです。

私でもできますか?

できるかできないかは、性別、職業に関係ありません。あなた次第です。

はじめから彫れる方はほとんどいません。現状の自分の力で彫ろうとせずに、習うことで地力が発揮され、彫れるようになると考えた方がよいでしょう。

時間をかけてでも上達しながら彫りあげる、という気持ちが大切です。

才能は必要ですか?

瞬間瞬間に真正面から向き合い、一つ一つ経験を積み上げることができるなら大丈夫です。

どのように進めていきますか?

基礎はカリキュラムに沿って指導していきます。学ぶことを明確にしていますので、集中して取り組むことができれば、確実に向上していきます。また、伝統分野にありがちな「見て学ぶ」だけではなく、「対話しながら学ぶ」ことを大切にしています。少人数制だからできるやり方だと考えています。

どれぐらいの期間でひとつを彫り上げることができますか?

個人差があり何とも言えません。ホリビトではご自身が上達しながら全て彫り上げることを目標としています。木彫教室にありがちな、指導と言いながら先生が大部分を彫るようなことは基本しておりません。ご自身で彫り上げることを助けることが教室の責務と考えているからです。したがいまして期間は、取り組む姿勢、時間などにより大きく左右されることになります。ただ、偽りなく自らの手で全て彫り上げたときの充実感は格別です。

今すぐではなく将来的に入会したいと思っていますが、体験教室に参加することはできますか?

できます。数か月後、数年後に始められるか分かりませんが、現在の自分にできることを確認された方が良いかと思います。やるべきことは妄想ではなく行動です。

ただ、高齢になるほど体力的な衰えが伴いますので、良いものを彫り上げたいのであれば、若いうちにはじめる方が無難でしょう。老いや病に勝る努力をすることは簡単ではありません。

入会するまでにしておくことはありますか?

特にありません。強いて言いますと、両手指、手首のマッサージ、ストレッチなどをし、刺激を与えておくことでしょうか。特に薬指、小指は日常生活ではあまり使わないため、使いこなすのが難しい指です。やっておいて損はないでしょう。

彫刻刀の使い方は入会してから学ぶ方がよいでしょう。下手なクセをつけると、クセを抜くのためにたくさんの時間がかかり無駄です。

費用はどれくらいですか?

入会金、おけいこ代、道具代(彫刻刀、計測器具)、材料代ぐらいです。彫刻刀は、はじめは数本でよく、必要に応じて買い足していくとよいでしょう。

入会金・おけいこ代:各教室のページを参照

彫刻刀:一本2千2百円前後(ごく一部5千円前後のものもあり)

計測器具:トースカンで5千円ほど

材料代:カリキュラムで基礎を学ぶ場合、ひと作品で数百円~数千円

彫刻刀、トースカン、材料は教室で販売しています。

必要な彫刻刀をそろえない場合、彫刻を教えることができませんので必ずそろえてください(不要な彫刻刀をこちらから購入させることは一切していません)。また安物は切れ味など使用時に問題が生じることが多いのでお控えください。