諸行無常で諸行無我であったとしても、日常というものは続いていくものであり、日々向上しながら生きていきたいものです。私の中では高校の授業で読んだ夏目漱石の小説「こころ」で先生がKに言いに放つ「精神的に向上心のないものは馬鹿だ。」が未だに頭から離れません。眼の病気が進行して向上心を失っていた時期でもあったので、この毒舌は私にとっては衝撃でした。

今回紹介する本『小さなひらめきが成果に変わる A4マイ日報で「勝ちパターン」仕事術』(中司 祉岐/幻冬舎ルネッサンス)は、向上心を刺激してくれる「マイ日報」という自分のための日報について書かれたものです。内容は本の紹介ページに簡潔にまとめられていたので、以下引用します。

日報を読み返して、うまくいったことは「ルール化」し、うまくいかなかったことは「やめるor改善」する。極しめてシンプルなこの「勝ちパターン」メソッドは、日々の「報告書」から導き出される。ビジネスにおいて大切なことは、「効率化」でも「成功者のマネ」でもない。「事実」の積み重ねから実態を把握し、「明白な根拠」をもって「揺るぎない行動」を起こすことだ。それが、最短距離で成功に近づく道筋である。
上司や会社に提出するための日報には何の意味もない。自分のためだけに書く日報こそが、世界で一つだけの「成功への教科書」になるのだ。努力が空回りする「やみくも」な仕事の仕方から「根拠ある」行動へと変革する、最強のビジネスツールこそが「マイ日報」なのだ。
本書では、「自分の働き方は正しいのか」、「今の仕事で思い描く将来に近づくのか」と悩むビジネスパーソンに向けて、「克服したい弱点」や「伸ばしたいスキル」に合わせた日報のつくり方・書き方を、クライントの中から続々と「日本一」を輩出している日報コンサルタントが伝授する。
即実践できるように、巻頭にはA4原寸の日報テンプレートを掲載。

幻冬舎ルネッサンス 書籍詳細:小さなひらめきが成果に変わる A4マイ日報で「勝ちパターン」仕事術

私もサラリーマン時代に日報を日々書いていたのですが、書いて上司に提出しても全くレスポンスがないため、誰のために何のために書いているのか分からず書くこと自体に意味を正直感じられませんでした。マイ日報は、自分で書いて自分で行動し、自分でチェックし自分で改善する自己完結型のツールではありますが、テンプレートがあり、書きやすく振り返りやすいので続けやすいです。日々気づきを得られるので、慣れてしまえば書かない理由がなくなります。私は書き始めて半年近くになりますが、充実度が高まったように思います。